日本で使うスマホは、日本の電波のルール(技術基準)に合っている必要があります。合っているかは技適マーク(日本のルールに合っていることを示す印)で確かめられます。中古は「国内版」の記載を確かめて買い、届いたら画面で技適マークを確かめるのが基本です。

海外向けの端末を日本で使ってよいのは、海外から来た旅行者などが自分で持ち込んだ場合など、限られた条件のときだけです。

技適の確認の流れ。1商品説明で「国内版」「日本向け」を探す。2記載がなければ販売元に問い合わせる。3届いたら画面で確認する。4技適マークがなければ返品期間内に販売元へ連絡する。買う前と届いた後の、技適マークの確認の順番です。Pixel 7aの例は「設定→デバイス情報→規制ラベル」です。

中古スマホの技適は、どこで確認できる?

技適マークは、買う前と届いた後の2回に分けて確かめます。買う前は、商品説明に「国内版」「日本向けモデル」と書かれているかを見ます。届いた後は、スマホの設定画面に技適マークがあるかを見ます。

機種によっては、技適マークなどの規制情報を設定画面から見られます(例:Pixel 7aには電子的な規制ラベルの画面があります)。表示の場所は機種ごとに違うので、届いたらまず画面で確かめるのが確実です。

総務省によると、日本で使う無線設備は電波法の技術基準に合っている必要があります。合っているかどうかは、技適マークなどの有無で確かめられます。

日本で使う中古スマホは、なぜ国内向けから選ぶ?

結論:日本で普段使いする中古スマホは、技適マークの表示が確かめられる国内向けの商品から選びます。

理由:総務省は、海外から持ち込んだ携帯電話端末も、利用するには技適マークが必要だと案内しています。技適が関わるのは、モバイル通信だけではありません。国内で使う無線設備が対象なので、Wi-FiやBluetoothも含みます。つまり、海外版は技適マークが確かめられないと、日本で使う前提で選べません。

具体例:安い海外版には、つい目が向きます。次の仮の例で考えてみましょう。

仮の例:国内版と海外版の価格差(仮の例)

同じ機種で、国内版が32,000円、海外版が27,000円の商品があるとします。差は5,000円(32,000−27,000)です。海外版で技適マークを確かめられないなら、モバイル通信でもWi-Fiでも、日本で使う前提では選べません。安さだけでは比べられない、と考えるのが当サイトの考え方です。

仮の例の比較表。国内版は32,000円で技適表示を確かめられる。海外版は27,000円で技適表示を確かめられない場合がある。差額は5,000円。仮の例:差額は32,000円−27,000円=5,000円。価格差だけでは選べません。

例外:総務省の特例は、訪日観光客などが自分で持ち込む端末が対象です。技適マークがなくても、条件を満たす場合に限って日本で使えます。

携帯電話端末では、国際ローミング(海外の契約のまま日本で使える仕組み)に対応した端末が対象です。日本の事業者と協定のある海外の通信会社で契約した端末を、持ち込んだ人が使う場合です。

Wi-Fiだけで使う場合も、技適マークが必要なことは同じです。Wi-FiやBluetoothの特例にも期限があります(くわしくは最後の節で説明します)。日本で中古品を買って使う一般の人は、この特例を前提にしないのが安全です(当サイトの考え方)。

安さだけでは決められません。特例は、海外から自分で持ち込んだ人向けのものです。日本で中古を買う場合は、国内向けから選びましょう。

次の行動:まず、機種や予算で候補を絞ります。そのうえで、各商品の説明に「国内版」「日本向けモデル」と書かれているかを確かめます。ドコモ版などの通信会社版なら、国内向けだと説明から分かりやすくなります。書かれていなければ、販売元に技適マークの表示があるかを問い合わせます。

中古スマホを機種や予算で絞り込む

届いたら、技適マークをどう確かめる?

結論:届いたらすぐに、設定画面で技適マークを確かめます。マークがなければ、返品できる期間のうちに販売元へ連絡します。

理由:返品や交換には期限がある商品が多いためです。期限を過ぎると、販売元に相談しにくくなります。

具体例:Pixel 7aを買った人なら、次の順に開きます。

  1. 設定
  2. デバイス情報
  3. 規制ラベル

これは、Googleの公式ガイドに載っているPixel 7aの手順です。ガイドでは、この画面で電子的な規制ラベルを確認できると案内されています。規制ラベルの画面に、日本の技適マークがあるかを見ます。

仮の例:返品期間の例(仮の例)

返品を受け付ける期間が到着から7日なら、到着した日のうちに確かめておくと慌てずに済みます。

マークが見つからないときは、その端末を使い始める前に、販売元へ連絡します。連絡するときは、商品ページの名前と、確認した画面の写真を伝えるとやり取りが早くなります。

例外:iPhoneやほかのメーカーの機種は、表示の場所やメニューの名前が違います。iPhoneはAppleの公式ヘルプで、そのほかの機種は各メーカーの公式ヘルプか取扱説明書で確かめられます。Pixel 7a以外のPixelは、各機種の「安全と規制に関するガイド」で確かめてください。

次の行動:到着後の確認は、データ移行の手順と一緒に進めると抜けがありません。保証や返品の条件は、保証の記載がある商品から比べると分かりやすくなります。

保証の記載がある商品から比べる

「SIMフリー」と書いてあれば、技適も大丈夫?

結論:「SIMフリー」と書かれていても、国内版とは限りません。分けて確かめます。

理由:SIMフリーは、どの通信会社のSIMでも使えるかどうかの話です。日本の電波のルールに合っているか(技適)とは別の話になります(当サイトの考え方)。

具体例:商品名に「SIMフリー」としか書いていない場合は、説明文や写真を見ます。「国内版」「海外版」「グローバル版」の言葉がないかを先に探します。

例外:国内の通信会社や国内向けの販売ルートで売られた端末だと、説明文から分かる場合があります。確認の手間は少なくなりますが、届いたら画面で確かめます。

次の行動:利用制限、SIMロック、前の持ち主のロックは、別の記事でまとめています。

3つの制限の確認方法を見る

技適のことを、もっと詳しく調べるには?

総務省の「技適マークのQ&A」には、スマートフォンの技適マークの有無や、海外向けスマートフォンを日本で使えるかの質問項目があります。詳しい内容は、総務省の電波利用ポータルで確認できます。

なお、Wi-FiやBluetoothにも訪日客向けの特例があります。ただし、無線LAN端末などを使えるのは入国から90日以内に限られます。

つまり、「Wi-Fiだけなら海外版でもよい」とは言えません。中古で買って長く使う場合の考え方にはなりません。

当サイトの比較の考え方は、比較・価格表示方針のページで説明しています。機種ごとの販売商品は、Pixel 7aなら機種ページで比べられます。

Pixel 7aの販売商品を比べる